十条珈琲|深い青の扉の向こうに

JR埼京線・十条駅から徒歩約4分。十条仲通り商店街に入ると、思わず足が止まる場所があります。
深い青の外観と、窓越しに見えるサイフォン。


老舗のおにぎり屋さんやパン屋さんが並ぶ、生活の香りがする商店街の中で、十条珈琲はひっそりと、でも確かな存在感で立っています。

映画の中に迷い込んだような空間

扉を開けると、珈琲の香りとともに名画のレーザーディスクが飾られた空間が広がります。メニューの名前は有名な映画監督にちなんでいて、季節ごとに替わる限定ブレンドも映画のタイトルから。珈琲に詳しくなくても、この世界観に引き込まれていきます。

サイフォンで淹れる、一杯のこだわり

十条珈琲が扱うのは、厳しい基準をクリアしたスペシャルティコーヒーのみ。
それをマスターがサイフォンで一杯ずつ丁寧に淹れます。

サイフォンは蒸気圧を使って高温で短時間に抽出する器具で、豆本来の香りとクリアな味わいを引き出すのに適した方法です。丸いガラスの中でコーヒーが上下に動く様子は、見ているだけで待つ時間も楽しくなります。

私はカフェインが苦手なので、この日はカフェオレをいただきました。一方、珈琲好きの友人が口にした十条ブレンドは、一口飲んだ瞬間に表情が変わりました。深みのある香りと、酸味と苦味のバランス。これは本物だ、という言葉が自然と出てきました。
店内に漂う珈琲の深い香りだけでも、その一杯の価値は十分に伝わってきました。

まんまる球体プリン

お店の名物、シン・プリン。まんまるのフォルムはそれだけで心が和みます。下にはほろ苦いカラメルジュレ、追いカラメルや生クリームで味変しながらゆっくりいただく。このプリンのためだけに来る価値があります。

生活する街を選んだマスター

飲食店での経験がないところから一念発起し、あらゆる商店街を歩いて十条を選んだマスター。人通りの多い立地ではなく、生活する人々の往来がある街にお店を出したかったそう。
その想いが、内装にも、メニューにも宿っています。

十条に来たら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

十条珈琲 基本情報
住所:東京都北区上十条3-29-15
最寄駅:JR埼京線「十条駅」北改札より徒歩約4分